めくるたび、あなたの今に出会いなおす
「前はこう言ってたのに」ではなく、「今はどう思ってる?」と聞けるふたりでいたい──
言葉も文化も違う、アメリカ出身のDonさん(30代)と日本出身のみのりさん(30代)。
すれ違いを重ねながらも、対話をあきらめず、自分たちらしいパートナーシップを育ててきました。セキララカードがくれた、小さな変化の物語をお届けします。
緊張だらけの、はじめまして
───まずは、お二人の出会いについて教えてください。
みのりさん(女性30代):女友達にすすめられて始めたマッチングアプリでマッチしたのが彼でした。職場が近かったこともあり「少しだけ会ってみようか」と約束はしたものの、知らない人に会うのに緊張してしまって。待ち合わせ場所に向かう道中は、不安を紛らわせるため友達と連絡を取りながら「合わなかったらすぐ帰ろう」と思っていました(笑)。
Donさん(男性30代):僕も同じくらい緊張していました。でも彼女を一目見た瞬間、「素敵な人だな」って思えたんです。自信があって、それでいてやわらかくて、あたたかい雰囲気があって。話し始めたら共通点も多くて、気づいたら時間を忘れてずっとしゃべっていましたね。
───そこからどのように交際に発展したのでしょうか。
Donさん:何度か会ううちに、「この人とちゃんと向き合いたい」と自然に思うようになりました。3回目のデートの前には、もうアプリも消して、彼女だけに集中したいなって。それで、僕から気持ちを伝えました。
みのりさん:告白は有難かったものの、「この先の人生のこともちゃんと考えたい」という気持ちもあって。勢いで答えるんじゃなくて、少しだけ時間がほしいと正直に伝えました。彼は嫌な顔ひとつせず、そのまま私の気持ちを受け止めてくれて。そんな姿勢に少しずつ「この人となら大丈夫かもしれない」と思えるようになり、交際が始まりました。

言語も文化も違う、ふたりの「当たり前」のあいだで
───付き合ってから、悩みやすれ違いはありましたか?
みのりさん:普段は英語で話しているのですが、私にとっては第一言語ではないので、どうしても細かいニュアンスが伝わらないことがあって。「言ったつもり」がちゃんと届いていなかったり、小さなズレが少しずつ積み重なってしまうこともあります。
Donさん:実は今、結婚式の準備の真っ最中なんです。その中で、お互いの価値観や好みの違いをすり合わせる難しさも感じていて。日本で育った彼女と、アメリカ育ちの僕とではそもそもの“当たり前”が違うんですよね。だからこそ、一緒に何かをつくるのは楽しいけれど、同時に大変さもあって。それも含めて、ふたりで歩んでいる感じがします。
みのりさん:私が細かいところに気づくと、「さすが日本人!」って言われるんです(笑)。文化の違いだなあって、ちょっと面白くもありますね。
変化していく私たちを、そのまま好きでいるために
───そこから、セキララカードを使って変化はありましたか?
みのりさん:セキララカードは、大きな喧嘩になる前に小さなすれ違いに気づくのに役立つと思います。誰だってできれば喧嘩はしたくないですよね。相手が何を嫌がって、何を大切にしているのか。そんなことを日頃から少しずつ知っておくだけで、防げることがたくさんあるんだなって感じています。
Donさん:僕は「この1ヶ月で一番がんばったことは?」というカードを、職場のパソコンの横に貼っています。彼女と出会ってから自分の人生への向き合い方も変わってきて。ちゃんとふたりの関係に向き合えているか、努力できているか。ふと立ち止まって考えるための大事な問いとして活用していますね。
みのりさん:同じ質問でも、「1ヶ月前」と「今日」では答えが違うことがあるんです。でも、それって当たり前なんですよね。「前はこう言ってたのに!」じゃなくて、「今はどう思ってる?」って確認をする。そういう意味でも、カードを使い続けているとお互いの変化にも自然と優しくなれる気がします。お互いの“今”をそのまま受け止めながら話せることが、私たちにとって心地いい関係を続ける土台になっていますね。

いつもの会話に、ちょっとスパイスを
───最後に、同じように悩んでいる人たちへメッセージをお願いします。
Donさん:“相手の立場に立ったコミュニケーション”の大切さに気づけるのも、セキララカードの魅力だなと思っています。例えば、パートナーからの何気ない質問でも、相手にとってはたくさん考えて、勇気を出して言ってくれた言葉かもしれませんよね。だからどんな質問も軽く流さずに、ちゃんと受け止めたいと思うようになって。僕はスポーツが好きなんですが、簡単そうな試合ほど、気を抜くと負けるんです。だからこそ特別な話だけじゃなくて、毎日の何気ない会話から、丁寧に向き合っていけたらいいなと思っています。
みのりさん:とはいえ、毎日がんばりすぎなくていいとも思っていて。私たちも、夜デジタルデトックスしたいときにお茶を飲みながら、ゆるくカードを引いています。ちょっと話すきっかけがあるだけで十分。食卓に置いたり、カレンダーみたいに一日一枚でもいいと思います。
Donさん:一回きりじゃなくて、続けることで、お互いの“今”を知る定点観測みたいにもなりますしね。
みのりさん:いつもの会話に、ほんの少しスパイスを加える感覚で。気軽に楽しんでもらえたらうれしいです。