自分に素直になった先に出会えた、本物のパートナーシップ
価値観やお金のこと、性の話——親しい関係だからこそ、切り出しづらいと感じる人は多いはず。でも、もし付き合う前から話せていたら……。対話のハードルは、ぐっと下がるかもしれません。
今回お話を伺った美樹さんとパートナーの成樹さんは、交際前からセキララカードで対話を重ね、素直に話し合える関係を築いてきました。不安な気持ちも、真剣な話も本音で向き合ってきた二人の歩みをたどります。
「隣の席の人」が、「特別な人」に変わるまで
───まず、お二人の出会いについて教えてください。
美樹さん:私と共通の友人が開催した飲み会で出会いました。隣同士だったものの、あまり顔を見て話せなくて。後日、友人の後押しで改めて会うことになりました。真面目な人という印象でしたね。
成樹さん:当時、彼女が北海道へ移住する直前だったんですよね。内見に行く彼女を空港へ送ったり、お礼を兼ねて会ったりするうちに仲が深まりました。仕事に一生懸命で、自分の時間も大切にしている姿に、人として尊敬するようになり、交際を意識し始めました。
───美樹さんはどうですか?
美樹さん:最初は友人の一人だと思っていました。でも当時ハマっていたアタッチメントタイプ診断※で、彼がこれまで付き合ったことのない「安定型」だと知って。友人から「絶対相性いいよ!」と背中を押され、意識し始めました。
連絡がまめで、私の些細な話も丁寧に聴いてくれる。その安心感に惹かれ、北海道へ発つ日の空港で私から「恋愛対象として見てますか?」と切り出し、付き合うことになりました。
※アタッチメントタイプ診断:「大切な人とどう繋がろうとするか」という心のパターンを知る心理学の診断。安定型とは、自分と相手の両方を信頼し、心地よく穏やかな関係を築けるタイプのこと。
お金、結婚、性の話。言えずに蓋をしていた過去の自分
───交際を始めてから、すれ違いはありましたか?
成樹さん:美樹が仕事でセキララカードに関わっていたこともあり、交際前から二人でカードを使う習慣がありました。最初から言いたいことを言える土台があったので、大きなすれ違いはなかったですね。
ただ、僕は仕事で営業をしている分、プライベートでは省エネモードで(笑)。自分から進んで会話をするタイプではありませんでした。
美樹さん:今でこそ本音を言える関係ですが、過去の恋愛では自分の気持ちを言えずに苦しんでいました。特にお金や結婚、性の話は、重いと思われそうで怖くて......。心に蓋をしたまま、一人でしんどくなって恋愛をこじらせていました。
性の話もフラットに。交際前から築いた「話し合える土台」
───交際前や交際当初から、セキララカードを使っていてよかったことはありますか?
美樹さん:自分の人生に軌道修正をかけられたことです。以前の私は相手に本音を言えませんでしたが、カードを通じて対話の楽しさを知り、相手に求める条件が「話し合いができる人」に変わったんです。彼がしっかり向き合ってくれる人だと確信して関係を始められたのは、大きかったですね。
成樹さん:付き合ってすぐに、セキララカードの「アダルト用」を使えたのもよかったです。性生活の話は切り出しにくく、相手の表情や言動から想像することが多いと思うんですよね。でも、「相手にされて嫌なこと/してほしいことは?」のような問いで、しっかりと答え合わせができた。良かれと思ってやっていたことが実は違った、というすれ違いを防げました。
美樹さん:レスやマンネリといった悩みが出る前に話せたのもよかったです。お互いストレスを感じていないから、素直に伝えられたし、受け止められました。「生理のときどうしてほしい?」というカードも、女性が抱えがちな悩みを二人で共有して、一緒に考えられたのが嬉しかったです。
対話が生んだ「ありのまま」の自分
───関係性は最初から良好だったとのことですが、ご自身の中で変化はありましたか?
成樹さん:単純にコミュニケーションの量が増えましたね。パートナー間のすれ違いって、多くの場合コミュニケーション不足から生まれると思うんです。でもカードがあれば、自然な流れで、しかも気負わずにお互いの価値観や気持ちを伝え合える。欠かせないコミュニケーションツールでしたね。
美樹さん:話しづらいことでもちゃんと話し合える人と付き合うと、こんなにも楽で、ありのままでいられるんだと気づきました。
それに、以前は話を聴いてほしいタイプでしたが、「相手の話を最後まで聴く」というカードのルールを守るなかで、自然と人の価値観に興味を持てるようになりました。それも、彼と良い関係が続いている理由だと思います。
まずは自分を知り、一歩ずつ対話を
───パートナーとの関係で悩んでいる方へメッセージをお願いします。
成樹さん:一般論として男性は結果を求めがち、と言われますが、そういう人ほど気持ちを伝え合うプロセスを大切にしてほしいですね。それだけで、お互いの見えない部分への理解が深まり、無駄なすれ違いを減らせるはずです。
美樹さん:真剣な話や自分の気持ちを伝えるのは、最初は誰でも怖いもの。だからまずは「自分がどう思っているか」を自分自身が知ってあげてください。そこから少しずつ、話しやすい話題から真剣な話へ、スモールステップを踏んでいけばいいんです。
本物のパートナーシップって、自分に素直になって初めて始まるものです。ぜひ、相手と本音で話し合えるか、カードを使って確認していってほしいですね。