知り合って10年、まだ知らなかったあなたがいた
付き合いが長いほど、相手のことを「知っているつもり」になってしまうもの。
セキララカードを通して「どれだけ一緒にいても、聞かなければ分からない」と気づいたSさん(20代・女性)とHさん(20代・男性)。出会いから10年を経て、新しいパートナーシップを築いていく二人の物語です。
出会いは、大学1年の春。一緒にいて楽しい存在に
───まずは、お二人の出会いについて教えてください。
Sさん(20代・女性):最初に出会ったのは、大学1年生の春です。入学してすぐ仲良くなった友だちグループが同じでした。最初はクールな印象だったんですが、みんなでごはんに行ったとき「あ、この人ちゃんと笑うんだ」って(笑)。意外な一面に惹かれて、少しずつ「もっと知りたい」と感じるようになりました。
Hさん(20代・男性):僕は、大学のオリエンテーションで彼女を見かけたのが最初です。金と黒のツートーンの髪に革ジャンという出立ちで、ぱっと目を引く存在でしたね。
───そこからどのように交際に発展したのでしょうか。
Sさん:音楽の趣味もすごく似ていて、少しずつ距離も縮まっていった気がします。上京したばかりだったのでいろんな場所に遊びに行くのも新鮮で。「楽しませてほしい」というより、ただただ一緒に過ごす時間が心地よかったですね。
Hさん:僕も同じです。自分が面白いと思うことを、彼女も同じように楽しんでくれる。その感覚が嬉しくて、気づくと一緒にいる時間が当たり前になっていました。

付き合いが長いからこそ、“知っているつもり”になっていた
───付き合ってから、悩みやすれ違いはありましたか?
Sさん:実は、これまでに2回別れていて。でも別れた後も、友達として一緒に過ごす時間は続いていました。大人になっていく中で、それぞれの環境や気持ちが大きく揺れていた頃。「今は無理に一緒にいなくてもいいよね」と、距離を取ることで関係をつないでいたのかもしれません。
Hさん:よりを戻してからも、お互い忙しくて、将来のことや価値観について腰を据えて話す時間がなかなか持てませんでした。気づけば会話が日常のことだけになっていて。
Sさん:恋人だった時間も、友だちだった時間も含めると、もう10年近く一緒にいるんですよね。長いからこそ、「きっと分かっている」という安心感に甘えて「私たちは大丈夫」と、ちゃんと向き合うことを後回しにしていたなと思います。
───そこから、セキララカードを使うきっかけは何だったのでしょうか。
Sさん:20代後半になって「もう距離を置くのではなく、話し合いながら一緒に進んでいきたい」そんな気持ちが大きくなったタイミングで出会ったのが、セキララカードでした。
Hさん:自分のことを言葉にするのは得意じゃないんですが、カードがあると不思議と構えずに話せるんです。僕たちは日曜の昼下がりにソファでやることが多いです。「トランプやろう!」くらいの感覚で、マイペースに続けられるのがいいなと思っています。
どれだけ一緒にいても、聞かなければ分からない
───セキララカードを使って、どんな変化がありましたか?
Sさん:一番の変化は、自分の気持ちに気づき、認められたこと。『自分のトリセツを5つ話す』というカードをきっかけに、彼に対して「こうしてほしい」という願いを、思っていた以上に抱えていたことに気づきました。それからは、「こんな自分がいてもいいよね」と自分を認められるようになって。話し合いもずっと楽になりました。
Hさん:僕は『相手が今ハマっている食べ物は?』というカードを引いたとき、「意外と知らないな......」と気づいて。長く一緒にいても、まだ知らないことがあるんだなと思いましたし、同時に自分のこともあまり話してこなかったなとハッとしましたね。
Sさん:どれだけ一緒にいても、聞かなければ分からないことはたくさんある。だからこそ、お互いの“変化を楽しめる関係性”になれたのも嬉しいなと思います。これから先も、考え方や価値観は変わっていくはずなので「知っているつもり」にならずにいたいですね。
Hさん:18歳で出会って、気づけば20代後半。日常のことから将来の話まで、自然に向き合えるようになって、「こういうことを考える年齢になったんだなぁ」と。カードを通じて、これまでの積み重ねもしみじみ感じられて、いい機会になりました。

最初から完璧でなくていい。自分の“幸せ”のために使ってみて
───最後に、同じように悩んでいる人たちへメッセージをお願いします。
Sさん:付き合いが長くなるほど、照れくさく、本音を飲み込んでしまいがちですよね。「気まずくなるかも」「嫌がられるかも」と想像してしまう。でも実際に話してみると、意外と笑って話せたり、知らなかった一面が見えたり。「自分の思い込みだったな」と気づくことも多かったです。だからこそ自分の想像だけで完結させちゃうのはもったいないなと。
Hさん:話し合いは、最初からうまくやろうとしなくていいと思います。やっぱり繰り返しが大切で。僕もセキララカードを続けていくうちに、話すことへのハードルが下がり、以前より自然に向き合えるようになりました。今は苦手意識がある人も、少しずつ慣れていけば大丈夫です。
Sさん: 何より大切なのは、「こうあるべき」に縛られすぎず、自分のために、そして二人の幸せのためにカードを使うということ。プレッシャーを感じ過ぎず、気軽に始めてみてほしいなと思います。